JLLは12日、2020年第3四半期の東京A・Bグレードオフィスの空室率、賃料を発表した。
Aグレードの空室率は0.7%(前期比横ばい、前年比0.1ポイント上昇)となり、6四半期連続で1%を下回る水準となっている。極めて限定的な供給が続く中、丸の内・大手町で一層低下した一方で、新宿・渋谷では上昇した。
月額坪当たり賃料は3万9,510円(同1.3%下落、同0.1%下落)と、2四半期連続での下落となり、下落ペースは加速している。新宿・渋谷、六本木・赤坂、日比谷を含むサブマーケットで1%以上の下落がみられた。
Bグレードの空室率は0.5%(同0.2ポイント上昇、同0.2ポイント上昇)となり、2四半期連続で上昇した。月額坪当たり賃料は2万5,788円(同0.1%下落、同2.7%上昇)で、2四半期連続での下落となった。