ヒューリック(株)は4日、墨田区の「錦糸土木事務所跡地の貸付けに係る公募型プロポーザル」(PPP事業)において、選定事業者に決定されたと発表した。
同区が所有する敷地(約2,280平方メートル)の一般定期借地権設定契約を締結し、オフィスビルを中心とした複合施設を建設・運営する。地上7階建て、延床面積約7,100平方メートル。
1~3階には、スペースデブリ(宇宙ゴミ)の除去事業を手掛け、世界的に注目されている(株)アストロスケールホールディングス( 東京都墨田区、代表取締役:岡田光信氏)を誘致。同社は、同物件に本社を移転、製造拠点を構える。
また、錦糸公園や横十間川など自然豊かな周辺環境を生かし、人々が気軽に集える機能を持たせる計画。人と産業の交流を促し、まちににぎわいを創出する予定。
2021年1月に定期借地契約を締結し、着工。22年12月に竣工、23年に供用を開始する予定。