不動産ニュース / 開発・分譲

2020/11/5

熊本地震の被災マンション建て替え第1号が竣工

被災した「上熊本ハイツ」
「アトラス上熊本」外観

 旭化成不動産レジデンス(株)は5日、「平成28年熊本地震」で全壊と認定されたマンション「上熊本ハイツ」(熊本市西区、5棟・100戸)の建て替えプロジェクト「アトラス上熊本」(同、1棟・184戸)を竣工したと発表した。同震災の被災マンション建替事業の第1号となる。

 「上熊本ハイツ」は、JR鹿児島本線「上熊本」駅徒歩8分に立地。1980年築。敷地面積約7,003平方メートル。鉄筋コンクリート造地上4階建て2棟および地上5階建て3棟からなる団地。延床面積約7,736平方メートル。全壊認定直後の16年5月に管理組合が「復興特別委員会」を立ち上げ、被災後の対応について議論。同社はその時からアドバイザーとして参画し、建替え決議成立後の17年1月に事業協力者として選定された。

 建て替え後は、鉄筋コンクリート造地上14階建て。延床面積約1万6,760平方メートル。間取りは1LDK~4LDKで、専有面積は39.9~101.6平方メートル。分譲戸数は113戸で、現在14戸を販売中。間取りは3LDK・4LDKで専有面積は77.96~85.16平方メートル。販売価格は3,230万~3,940万円。最多販売価格帯は3,500万円台。

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