不動産ニュース / 調査・統計データ

2020/11/12

都心5区ビルの募集賃料、6ヵ月連続の下落

 三幸エステート(株)は12日、2020年10月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル(1フロア面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区の空室率は1.14%(前月比0.38ポイント上昇)と、3ヵ月連続で上昇。18年5月以来29ヵ月ぶりに1%を上回った。現空面積は7万2,365坪(2万2,053坪増)。昨年までは現空床になる前の段階で後継テナントが見つかることも多かったが、足元ではテナント誘致が進まず、現空床となるケースが増えている。

 1坪当たりの募集賃料は3万716円(同527円減)と、6ヵ月連続で下落した。新規募集物件だけでなく、募集中物件でも条件を見直す動きが広がっている。募集面積は45万1,594坪(同3万4,323坪増)。

 また、全国6大都市の空室率は、東京23区1.3%(同0.3ポイント上昇)、札幌市1.4%(同0.2ポイント上昇)、仙台市3.2%(同0.1ポイント上昇)、名古屋市1.4%(同増減なし)、大阪市1.9%(同0.2ポイント上昇)、福岡市1.2%(同増減なし)となった。

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賃料

賃貸借契約によって賃借人が支払う対価をいう。特約がない限り後払いである。また、地代・家賃については、事情変更による増減請求権が認められている。 なお、借主が実質的に負担するのは、賃料に保証金、預かり金等の運用益を加えた額(実質賃料)である。また、共益費など賃料以外の負担を求められることも多い。

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