三鬼商事(株)は12日、10月の全国主要都市のオフィスビル最新市況調査結果を発表した。
東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は3.93%(前月比0.50ポイント上昇)と、8ヵ月連続の上昇。館内縮小などに伴う解約が相次いだことや、成約の動きが少なかったこともあり、空室面積が約3万9,000坪増加した。
新築ビルの空室率は2.13%(同0.18ポイント下落)、既存ビルは3.99%(同0.52ポイント上昇)。1坪当たりの平均賃料は2万2,434円(同299円下落)で、3ヵ月連続の下落となった。
大阪ビジネス地区の平均空室率は3.14%(同0.18ポイント上昇)と2018年6月以来の3%台。大型店舗の閉店や中小規模の店舗の解約のほか、オフィスの縮小に伴う解約の動きが出ていたことや、成約が少なかったこともあり、空室面積が約3,900坪増加した。
新築ビルの空室率は46.15%(同1.01ポイント下落)、既存ビルは2.97%(同0.19ポイント上昇)となった。1坪当たり平均賃料は、1万1,928円(同16円下落)。