不動産ニュース / 調査・統計データ

2020/11/19

賃貸マンション、4エリアが全面積帯で家賃上昇

  不動産情報サービスのアットホーム(株)は19日、同社の不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2020年10月)を発表した。入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」と定義して調査。対象は首都圏(東京23区、都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市の9エリア。

 平均募集家賃の前年同月比上昇率トップを見ると、マンションでは30平方メートル以下(シングル向き)が「名古屋市」(前年同月比4.3%上昇、10月の平均家賃5万8,104円)、30~50平方メートル(カップル向き)が「福岡市」(同4.5%上昇、同7万3,270円)、50~70平方メートル(ファミリー向き)が「名古屋市」(同5.0%上昇、同8万8,689円)、70平方メートル超(大型ファミリー向き)が「神奈川県」(同15.6%上昇、同18万139円)となった。

 調査9エリアのうち、神奈川県・埼玉県・名古屋市・福岡市の4エリアが、全面積帯で前年同月を上回った。神奈川県は大型ファミリー向きが大幅に上昇しており、8ヵ月連続で15年1月以降最高値を更新した。

 アパートの上昇率トップは、シングル向きが「名古屋市」(同4.9%上昇、同5万2,180円)、カップル向きが「東京23区」(同2.8%上昇、同9万8,891円)、ファミリー向きが「東京23区」(同2.8%上昇、同12万9,343円)だった。東京23区のファミリー向きは3期連続で、15年1月以降最高値を更新した。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。