不動産ニュース / 調査・統計データ

2020/12/10

首都圏既存マンション、11月は過去最高の成約数

 (公財)東日本不動産流通機構は10日、2020年11月の首都圏不動産流通市場動向を発表した。

 同月の首都圏中古(既存)マンション成約件数は3,620件(前年同月比14.0%増)と、2ケタの増加。10月に続き、単月では1990年5月の機構発足以降、過去最高となった。都県別では、東京都1,860件(同8.5%増)、埼玉県397件(同21.4%増)、千葉県421件(同5.8%増)、神奈川県942件(同28.2%増)。

 1平方メートル当たりの成約単価は56万8,700円(同3.4%上昇)、平均成約価格も3,756万円(同5.9%上昇)と、いずれも上昇。成約単価は7ヵ月連続、成約価格は6ヵ月連続の上昇。新規登録件数は1万3,773件(同17.2%減)で、15ヵ月連続で前年同月を下回り、在庫件数は3万8,520件(同19.2%減)となり、12ヵ月連続で前年同期を下回った。

 また、中古(既存)戸建ての成約件数も、1,303件(同23.6%増)と2ケタの増加で、11月としては過去最高。平均成約価格は3,239万円(同4.9%上昇)となり、2ヵ月ぶりに上昇した。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

指定流通機構

指定流通機構とは、宅地建物取引業者間で不動産情報を交換するために、宅地建物取引業法第50条の2の5の規定により、国土交通大臣が指定した公益法人のことである。 全国では地域ごとに次の4つの公益法人が「指定流通機構」として指定されている。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。