不動産ニュース / 調査・統計データ

2020/12/10

都心5区ビル空室率、9ヵ月連続の上昇

 三鬼商事(株)は10日、11月の全国主要都市のオフィスビル最新市況調査結果を発表した。

 東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は4.33%(前月比0.40ポイント上昇)と、9ヵ月連続の上昇となった。同月は集約に伴う解約の影響があったことに加えて、成約の動きが進まない状況が続いたこともあり、空室面積は約3万1,000坪増加した。

 新築ビルの空室率は2.89%(同0.76ポイント上昇)、既存ビルは4.38%(同0.39ポイント上昇)といずれも前月より上昇。1坪当たりの平均賃料は2万2,223円(同211円下落)で、4ヵ月連続の下落となった。

 大阪ビジネス地区の平均空室率は3.33%(同0.19ポイント上昇)と、7ヵ月連続の上昇となった。館内縮小の動きが相次いだほか自社ビルやビジネス地区外への移転などに伴う解約の影響も見られたことから、大阪ビジネス地区全体の空室面積は約4,000坪増加した。

 新築ビルの空室率は43.80%(同2.35ポイント下落)、既存ビルは3.16%(同0.19ポイント上昇)となった。1坪当たり平均賃料は、1万1,913円(同15円下落)。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。