不動産ニュース / 開発・分譲

2020/12/14

田町のオフィスビルをラボオフィスにリノベ

リニューアル後外観イメージ

 東急不動産(株)は14日、既存オフィスビルの「田町スクエア」(東京都港区)を、ラボ機能を有するオフィスにリニューアルし、2021年1月末に竣工すると発表した。

 「田町スクエア」は、都営三田線・浅草線「三田」駅から徒歩2分、JR「田町」駅から徒歩5分に立地。鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上6階建て、延床面積約7,520平方メートル。基準階面積は約789平方メートル。竣工は1985年で、賃貸オフィスとして利用されてきた。

 ラボオフィスとして、建物内に中和処理装置を設置し、酸性・アルカリ性排水の処理に対応。給排水設備は全フロア各テナント区画室内まで設置し、5・6階ではドラフトチャンバー(実験で発生した有害ガスや粉塵等を、室内に分散しないように排気する装置) 用給排気ダクト・ファン設置スペースも確保する。また、民営賃貸ラボ施設運営の実績を持つ京都リサーチパーク(株)と連携し、テナントニーズに合わせた研究環境を提供する。

 また、1・2階には、同社が展開する会員制シェアオフィス「Business-Airport(ビジネスエアポート)の15店舗目となる「ビジネスエアポート田町」が入居。

 1人から利用できるサービスオフィス(40室)、会議室等で構成。ビジネスエアポート初となる、会員だけでなく、ラボオフィスに入居する企業や周辺企業のワーカー、近隣大学の学生等も利用できるラウンジ(コワーキングスペース)一体のカフェ空間も用意。会員と学生、ベンチャーキャピタルと起業家など、さまざまな共創を促進するイベントを行なうスペースとしても活用する。開業は2月24日の予定。

ラウンジ一体のカフェ空間のイメージ

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