三菱地所(株)は6日、ミュージックセキュリティーズ(株)(東京都千代田区、代表取締役:小松真実氏)と共同で、長野東信地域におけるしなの鉄道沿線活性化に向けた取り組みを開始すると発表した。
ミュージックセキュリティーズは、三菱地所と提携関係にあるしなの鉄道(株)の車両更新に向けてファンドを組成し、1月14日に募集を開始する予定。ファイナンスを通じて鉄道の環境性能向上に寄与すると共に、地域の足としての第三セクター鉄道会社を下支えすることで、関係人口増加や地域活性化につなげていく。
インパクト投資である同ファンドは、期待リターンの異なる複数の金融商品を組み合わせて資金を調達するスキーム。こうしたスキームによる第三セクター鉄道会社向けファンドは国内初だという。
三菱地所は、大手町・丸の内・有楽町地区の事業者や就業者等に向けた情報発信や接点づくりを支援していく方針。