(公財)東日本不動産流通機構は12日、2021年3月の首都圏不動産流通市場動向を発表した。
同月の首都圏中古(既存)マンション成約件数は4,228件(前年同月比16.1%増)と2ケタ増となり、1990年5月の同機構発足以来過去最高となった。都県別では、東京都1,778件(同13.5%増)、埼玉県486件(同17.7%増)、千葉県494件(同13.0%増)、神奈川県717件(同16.0%増)と全て上昇した。
1平方メートル当たりの成約単価は59万200円(同9.2%上昇)、平均成約価格は3,837万円(同10.0%上昇)。成約単価は11ヵ月連続、成約価格は10ヵ月連続で前年同月を上回った。新規登録件数は1万3,648件(同19.3%減)、在庫件数は3万4,701件(同24.9%減)と、いずれも前年同月を下回った。
既存戸建ての成約件数は1,629件(同25.8%増)と、9ヵ月連続で前年同月を上回り、同機構発足以来の過去最高に。平均成約価格は3,466万円(同11.5%上昇)と、5ヵ月連続で前年同月を上回った。