不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2021/5/13

工事施工量減等で減収減益/長谷工21年3月期

 (株)長谷工コーポレーションは13日、2021年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(20年4月1日~21年3月31日)の売上高は8,094億3,800万円(前期比4.3%減)、営業利益729億900万円(同15.1%減)、経常利益718億3,200万円(同15.7%減)、当期純利益482億5,800万円(同19.4%減)。減収減益となった。

 主力の建設関連事業は、分譲マンション新築工事受注が首都圏で67件、近畿・東海圏で26件、計93件を受注。107件が竣工したものの、建築工事の施工量減少により、売上高は6,119億円(同3.0%減)となった。完成工事総利益率の低下で、営業利益は646億円(同12.6%減)。

 サービス関連事業については、緊急事態宣言発令に伴う管理組合活動の停止により、大規模修繕工事・インテリアリフォームが減収減益。賃貸マンション運営管理・社宅管理代行では、運営管理戸数が16万9,235戸(同3.5%増)。分譲マンション管理では、管理戸数41万412戸が(同0.6%増)となった。結果、売上高1,857億円(同4.3%減)、営業利益70億円(同40.8%減)となった。

 次期は、新規分譲マンションの引渡戸数、大規模修繕工事・インテリアリフォームにおける修繕工事の受注高等が当期を上回ることを前提とし、売上高8,500億円、営業利益780億円、経常利益750億円、当期純利益510億円を見込む。完成工事高は4,890億円、完成工事利益率は17.0%と予想している。

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