不動産ニュース / 調査・統計データ

2021/6/10

首都圏既存M成約件数、前年比約95%の大幅増

 (公財)東日本不動産流通機構は10日、2021年5月の首都圏不動産流通市場動向を発表した。

 同月の首都圏中古(既存)マンション成約件数は3,297件(前年同月比94.9%増)と、前年のコロナ禍の反動により、前年比大幅増となった。5月としては、1990年5月の同機構発足以来過去最高。都県別では、東京都1,675件(同89.9%増)、埼玉県419件(同107.4%増)、千葉県378件(同88.1%増)、神奈川県825件(同102.7%増)といずれも大幅に上昇した。

 1平方メートル当たりの成約単価は58万5,900円(同12.6%上昇)と13ヵ月連続で上昇、平均成約価格は3,813万円(同15.7%上昇)と12ヵ月連続で上昇した。新規登録件数は1万3,003件(同9.9%減)、在庫件数は3万3,801件(同27.3%減)といずれも減少した。

 既存戸建ての成約件数は1,410件(同83.6%増)と、11ヵ月連続で前年同月を上回り、5月としては同機構発足以来過去最高となった。平均成約価格は3,241万円(同21.0%上昇)と上昇。7ヵ月連続で前年同月を上回った。

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