不動産ニュース / 開発・分譲

2021/6/28

野村不、大手町で環境配慮のオフィスビル

「野村不動産大手町北ビル」完成予想図

 野村不動産(株)は28日、オフィスビル「野村不動産大手町北ビル」(東京都千代田区)が21日に竣工したと発表した。

 同ビルは、東京メトロ丸の内線他「大手町」駅徒歩3分の神田錦町に立地。敷地面積は約886平方メートル、建物はCFT造(一部鉄筋コンクリート造)地上10階地下1階建て、延床面積約8,000平方メートル。

 同社のオフィスビル運営ビジョン「ヒューマンファースト」に基づき、環境配慮、快適な空間づくり、多様な働き方への対応をコンセプトに設計した。基準階専有部の一部に国産材のCLTを採用。カーテンウォールの縦リブと横フィンで日照を制御。縦リブ間の自然換気システム、床下からのエアバリシステムと合わせ快適な空間・環境配慮に対応する。

 屋上からのトップライトや窓からの光が入る内部階段を事務室に面して設置することで、運動促進、健康促進、社員同士の偶発的なコミュニケーションに寄与。「サイホン排水システム」を導入。室内レイアウトの自由度を高め、多彩なオフィス環境を実現する。また、エレベータホールの北側に設備バルコニーを設けその壁面を緑化。エレベータホールから緑を感じる快適な空間としている。これらの取り組みにより、「CASBEEウェルネスオフィス評価認証」のSランクの評価を取得予定。

 なお同ビルは、大鵬薬品工業(株)が本社ビルとして1棟利用することが決定している。

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お知らせ

2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。