不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2021/11/11

経常最高益を更新/住友不22年3月期2Q

 住友不動産(株)は11日、2022年3月期第2四半期決算(連結)を発表した。

 当期(21年4月1日~9月30日)は、売上高4,809億6,800万円(前年同期比6.6%減)、営業利益1,361億9,200万円(同2.5%増)、経常利益1,326億200万円(同2.4%増)、当期純利益911億300万円(同6.2%減)。経常利益は過去最高を更新した。

 不動産賃貸事業は、オフィスビル事業が前期に竣工した「住友不動産麹町ガーデンタワー」、「住友不動産お茶ノ水ビル」などの通期稼働が業績に寄与して増収増益。既存ビル空室率は5.6%(前期末2.8%)。一方で、ホテル、イベントホール等の施設営業分野では新型コロナウイルス感染症の影響からほぼ前年なみの業績にとどまった。セグメント売上高2,118億200万円(前年同期比7.6%増)、営業利益880億2,200万円(同8.0%増)となった。

 不動産販売事業は、第2四半期のマンション契約戸数は1,534戸(同226戸増)。通期計上予定戸数に対する契約戸数は約95%となった。売上計上戸数は2,425戸(同833戸減)。セグメント売上高1,577億500万円(同26.1%減)、営業利益425億2,400万円(同19.5%減)。

 また、完成工事事業は、受注棟数5,609棟(同1,001棟増)、計上棟数3,941棟(同152棟増)と大幅に増加。売上高737億800万円(同0.3%減)、営業利益36億8,800万円(同54.9%増)。不動産流通事業は、中古マンション取引中心にした仲介件数が1万9,593件(同3,388件)と大幅に増加。売上高は367億7,400万円(同18.3%増)、営業利益99億200万円(同82.1%増)と伸長した。

 通期については、売上高9,200億円、営業利益2,280億円、経常利益2,210億円、当期純利益1,500億円を見込む。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年4月号
市場を占う「キーワード」
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。