不動産ニュース / 開発・分譲

2022/2/2

名古屋で次世代型先端オフィス初弾/NTTUS

「アーバンネット名古屋ネクスタビル」外観

 NTTアーバンソリューションズ(株)、NTT都市開発(株)は1日、複合ビル「アーバンネット名古屋ネクスタビル」(名古屋市東区)を竣工したと発表した。

 地下鉄桜通線・名城線「久屋大通」駅より徒歩1分に立地。敷地面積約1,934平方メートル、延床面積約3万312平方メートル、鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造地上20階地下1階建て。ワンフロア約330坪のオフィスや、約10~30坪の家具付きスモールオフィス、東海初進出となる同社シェアオフィス「LIFORK」、カンファレンス、商業施設等で構成。次世代型先進オフィスビルの初弾物件として、NTTグループのデジタル基盤を生かし、ワーカーの多様な働き方を支援する。

 入居テナントを対象に自社開発のアプリ「tocoto」を初導入。共用部の飲食店や屋上スカイテラスの混雑状況を表示し、ワーカーが目的に応じて働く場所を選択できるようにする。ラウンジにはサイネージ等を設置し、入居企業の社員のプロフィールや在籍状況を表示。共通点や仕事内容をきっかけに、交流・共創が生まれる場を提供する。また一部フロアでは、第5世代移動通信システムである「5G」を整備。快適な通信環境も提供していく。

 環境対策としては、共用部・専有部すべての商用電力でトラッキング付き非化石証書を利用。NTT都市開発が新規開発したビルでは初となる、竣工時から実質再生可能エネルギー100%の物件となる。入居企業は実質CO2排出量ゼロの電気を利用できる。

 今後も最新のICTツールを随時導入することで、時代に変化に合わせて機能をアップデートしていく。また同物件に隣接する「アーバンネット名古屋ビル」、商業施設「Blossa」も含めて街区全体の人流データ等を活用し、就業者や地域住民に快適な都市環境を提供していく。

2階「LIFORK」ラウンジ
スカイテラス

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エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。