不動産ニュース / 調査・統計データ

2022/2/3

2×4工法の住宅総着工戸数は5万9,513戸

 (一社)日本ツーバイフォー建築協会は、2021年度ツーバイフォー建築自主統計調査(20年度着工分)の結果を発表した。回答社数は271社。

 住宅の総着工戸数は5万9,513戸だった。建方別の内訳では、戸建てが42.0%(前年度比4.5ポイント増)、長屋建てが46.3%(同5.1ポイント減)、共同住宅が11.6%(同0.1ポイント増)。

 戸建てにおける性能別着工構成比の4年間の推移を見ると、建築物省エネ法基準適合住宅が19年度から増加をはじめ、上昇傾向が続いている。うち長期優良住宅は採用率が17年度より5割を超えてゆるやかに増え続け、20年度は55.6%と、国の発表による認定割合(25.5%)を大幅に上回った。また、住宅リフォーム工事では300万円以上の工事の構成比が年々増加している。

 施設系建築物の総着工件数は283件。用途別に見ると、商工業施設114件、医療施設65件、福祉施設58件が多い結果に。中でも医療施設のうち診療所が増加(同30件増)したほか、商業施設では事務所や店舗での採用事例が増えた。

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2×4(ツーバイフォー)工法

北米で生まれた木造建築の工法。わが国における正式名称は「枠組壁工法」である。 断面が2インチ×4インチの木材を使用することから、このような名称が付けられた。このツーバイフォー工法の最大の特徴は、木材で組んだ「枠組」に構造用合板を打ち付けることで、構造全体の強度を得ることである。

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