不動産ニュース / IT・情報サービス

2022/2/10

既存マンション売り出し前に需要を確認/ツクルバ

「ウルカモ」の画面イメージ

 (株)ツクルバは10日、“売り出し前”の既存マンションのマッチングプラットフォーム「ウルカモ」をスタートした。

 既存マンションに住むユーザーが売却を決断する前に、購入希望者が存在するかどうかを確かめることができるサービス。スマートフォンを使って住まいを登録。AIによる査定で相場観を得られるほか、写真を投稿すると同社のリノベマンション取引実績データ等を生かした独自の査定も反映させた「相場+リノベ価値」の査定価格も確認できる。リノベーションによる付加価値アップを査定に反映することができないAI査定の欠点を、人による査定を組み合わせることで補完し、より精度の高い査定価格を算出する。

 登録した情報は、査定結果を参考にした売却希望価格と共に、匿名性を守られた状態で、アプリやサイト上で公開。購入検討者がその写真等の情報に「スキ」「買うかも」といったスタンプを押したり、コメントすることができ、売却希望者はその反応を見てから売却の決断ができる。売却決断後は、ツクルバのエージェントが仲介を担当し、スムーズな売却を支援する。なお、「買うかも」のスタンプを押した購入希望者には、実際に当該物件が売り出されたときに優先的に内見できる権利が与えられる。

 ターゲットのイメージは30歳代後半~40歳代。カップル~小学生ぐらいの子供がいるファミリーで、ウェブサービスをよく利用して情報感度が高く、非効率を好まない層とした。開発を担当した同社執行役員サプライサイド事業部長の山田 悠太郎氏は、「首都圏では既存マンションの流通件数が新築供給戸数を上回っており、市場の主流と言っても良い。そうした中、持家の売却を経験したという若年層も増えており、当社の調査では売却経験者のうち20~40歳代が約3分の1を占めている。そうした新しい売り手に対して、新しい売却体験を提供したいと考えた」と語る。

 当面は1都3県の既存マンションが対象で、同社が売り主・買い主双方の仲介を行なう。「今回はスピードを優先して最低限の機能に絞ってサービスをリリースした。今後、ユーザーの声を聞きながら新たな不動産の売却体験をアップデートしていきたい」(山田氏)。なお、同サービスは国内初のものとして、現在ビジネスモデル特許を出願中。

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