不動産ニュース / 開発・分譲

2022/3/2

赤羽にコミュニティ重視の賃貸住宅/長谷工

中庭から見える学生棟。1階にさまざまな共用空間を設け、入居者間のコミュニティ形成を促す
24時間利用可能な「ツドイラウンジ」。お酒を楽しむこともできる(学生棟の入居者以外)

 (株)長谷工コーポレーションは2日、共創型レジデンス「コムレジ赤羽」(東京都北区、総戸数340戸)の竣工に伴い、プレス向け見学会を開催した。

 同物件は、JR京浜東北線・埼京線「赤羽」駅徒歩8分に位置。敷地面積5,197.18平方メートル、鉄筋コンクリート造(一部木造、鉄骨造)、社会人棟(8階建て)、学生棟(5階建て)、賃貸棟(8階建て)からなる。

 中庭を中心に住棟を配置、さまざまな共用空間を用意している。1階に3つのラウンジを設置。広さ270平方メートルの「ツドイラウンジ」にはバーカウンターを設けており、予約制でスペースの一部をパーティルームや料理教室として利用することが可能。楽器の練習やカラオケ、映画鑑賞などを楽しめるサウンドルーム(予約制・1時間1,000円)、フィットネススタジオ、ワーキングルーム(10ブース、予約制・30分50円)も設けている。1泊3,000円で宿泊できるゲストルームを2部屋用意。約60席のカフェテリア「Relax食堂」では、月額2万2,000円で朝・夕の食事を学生に提供することもできる。

 また、各種センサー等と連動し、取得情報をスマートフォンから確認できる同社独自の「まいりむアプリ」も採用。これにより、顔認証によるエントランスの開錠、共用施設の利用状況の把握、カフェテリアでのキャッシュレス決済などが可能となる。

 社会人棟(168戸)の住戸は、専有面積16.41~16.50平方メートルで、家具・家電付き。賃料は10万7,000円。異業種交流等を図るため、1フロアにつき1企業・1名の入居とする。現在、金融機関や自動車メーカー、IT企業など10数社と折衝しており、4~6月に5割弱が入居する予定。学生棟(112戸)は、専有面積13.50~17.85平方メートルで、こちらも家具・家電付き。賃料は8万~9万5,000円。コロナの感染状況を見ながら今後リーシングを進めていく。賃貸棟(60戸)については、1K(29.20・31.31平方メートル)、1LDK(41.09~45.12平方メートル)、2LDK(51.19・58.54平方メートル)の間取りを用意している。

 同社都市開発部門不動産投資事業部事業部長の浅野武彦氏は、「同物件は、賃貸住宅におけるコミュニティ形成の試験的な場という位置付け。入居者と交流を図りながら、ハード・ソフト面のアップデートを行ない、活発なコミュニティが育まれるようサポートしていく」と話した。

 入居開始は3月12日。

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