不動産ニュース / 開発・分譲

2022/3/28

埼玉の物流施設、再生可能エネ由来の電力を供給

スキーム図

 オリックス不動産(株)は25日、2019年3月に竣工の物流施設「松伏ロジスティクスセンター」(埼玉県北葛飾郡)において、テナント企業に100%再生可能エネルギー由来の電力供給を開始したと発表した。

 同施設は、外環自動車道「三郷西IC」から約14kmに立地。敷地面積4万2,967.41平方メートル。鉄骨造4階建て、延床面積7万7,372.32平方メートル。入居テナントは4社で、すべて入居済み。

 屋根に、第三者所有モデル(第三者が電力需要家の敷地や屋根などを借り受けて太陽光発電システムを設置し、発電した電力を需要家に供給する事業モデル)で太陽光発電システムを設置。発電した電力を施設内で自家消費する。太陽光パネルの設備容量は1,713kW、設置枚数は4,693枚(365W)。

 夜間や天候の影響により電力が不足する場合も、オリックス(株)より非化石証書付きの電力を供給することで、施設内の使用電力を100%再生可能エネルギー由来の電力で賄う。また希望する入居テナントに対しては、再生可能エネルギー100%の電力の環境価値を譲渡する。余剰電力は、FITやFIPといった再生可能エネルギーの買取制度を用いて売電する。

 同施設では、CO2排出量を年間約970.8t削減することが可能となる見込み。

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物流施設

貨物の保管・仕分けなどのための施設。物流センター、倉庫などであるが、保管機能だけでなく流通加工の機能を備えたものもある。必要な設備は貨物の性質や施設の用途によってさまざまで、その立地は、輸送方法や用途に応じて選定される。倉庫事業者が施設を建設し、賃貸する方法で運営されている場合が多い

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