
東京建物(株)、鹿島建設(株)は24日、共同で所有する「六本木和幸ビル」(東京都港区)を大規模リノベーションし、ワークプレイス「Kant.」を開業したと発表した。
東京メトロ日比谷線「六本木」駅徒歩1分に立地する、敷地面積約467平方メートル、延床面積3,188平方メートル、地上8階地下1階建てのビル(1971年竣工)を、ワークラウンジ、オフィス、カフェ&バーで構成する複合施設にリノベーションした。
2・3階には、ワークラウンジ「Kant. Work LOUNGE」を開設。ドロップイン&オールフリーアドレスフロア(2階)と、1人から利用できる固定席・固定ブースフロア(3階)で構成する。4・5階にはコミュニティオフィス「Kant. Co-office」を設け、法人用個室区画と共用ワークプレイスを用意。専任のコミュニティマネージャーが企業間コラボレーションの支援を行なう。7階はハーフセットアップオフィス「Kant. Build office」として、ワンフロアを貸し出す。
1階にはカフェ&ミュージックバーラウンジ「Common」をオープン。バリスタによるスペシャリティコーヒーや、サラダボウルなどの飲食を提供するほか、DJによるパフォーマンス、若手アーティストによる作品展示等を行なう。
なお同施設では(株)ビットキーが提供する、フロアごとに必要なサービスを1つのシステムで提供可能な「workhub」を採用する。エントランスや専用個室、会議室、フォンブース等にはスマートロック「bitlock PRO」を導入。会議室およびフォンブースは、Webシステムや専用アプリ上で予約・解錠ができるほか、入口にはタブレット端末を設置し、空き状況の可視化する。
1~3階の企画および2階の運営は(株)Noum(東京都台東区、代表取締役:宮嶌智子氏)が、3~5階および7階のオフィス区画の企画・運営は(株)ヒトカラメディアがそれぞれ担う。1階は(株)The Youth(東京都中央区、代表取締役:佐藤 岳歩氏)と協業し、地域住民を巻き込んだイベントの開催等を行なっていく予定。
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