不動産ニュース / その他

2022/7/8

三井不、グリーンボンド800億円を発行。業界で過去最高

 三井不動産(株)は8日、「東京ミッドタウン八重洲」(東京都中央区)への投資を資金使途とするグリーンボンドを発行すると発表した。

 同社のグリーンボンド発行は、2019年9月の「日本橋室町三井タワー」、22年1月の「50ハドソンヤード」に続く3回目。発行額は800億円と、国内不動産会社として過去最高となる。

 第79回無担保社債(400億円)、第80回無担保社債(100億円)、第81回無担保社債(300億円)として発行。発行年限は順に5年、7年、10年。発行時期は7月14日。全額を「東京ミッドタウン八重洲」への投資資金として充当する予定。

 「東京ミッドタウン八重洲」は、JR等「東京」駅地下直結。区域面積は約1.5ha。事務所やホテル、小学校、バスターミナルからなる(A-1街区)と、事務所、子育て支援施設、住宅等からなる(A-2街区)からなる複合施設で、CASBEE-建築(新築)で最高評価のSランク性能を達成している他、DBJ Green Building認証の「5スター」または「4スター」の取得を予定している。

 また、テナント企業のニーズに応じて同社が保有・開発した全国5ヵ所の太陽光発電所の環境価値を「トラッキング付非化石証書」として付加。使用電力をグリーン化する「グリーン電力提供サービス」を導入する。竣工は22年8月の予定。

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