不動産ニュース / 開発・分譲

2022/7/21

渋谷・東急百貨店本店跡地に複合施設計画

「渋谷アッパーウエストプロジェクト」の完成予想図

 東急(株)は21日、2023年1月末で営業を終了する東急百貨店本店(東京都渋谷区)の跡地開発プロジェクト「Shibuya Upper West Project(渋谷アッパーウエストプロジェクト)」の計画概要を公表した。グローバルな投資会社を母体とする不動産開発会社L Catterton Real Estate(LCRE)および(株)東急百貨店との協働事業。

 既存の複合文化施設であるBunkamuraを生かしながら、一体的に開発する。Bunkamuraを含めた敷地面積は1万3,675平方メートル、延床面積は11万7,000平方メートル。新築部分は地上36階地下4階建て、高さは164.8m。ライフスタイル提案型のリテール店舗と、ラグジュアリーホテル、ハイグレードな都市型賃貸レジデンスで構成する複合施設とし、Bunkamuraによるアート・カルチャーの発信も組み合わせ、渋谷の新たなランドマークを目指す。

 建築デザインは国際的に高い評価を得ているノルウェーの建築・デザイン事務所であるスノヘッタを起用。また、ホテルには香港地盤のグローバル企業であるスワイヤーグループのスワイヤーホテルズが同社のホテルブランド「The House Collective(ザ・ハウス・コレクティブ)」を日本初出店する。このほか、環境とサスティナビリティに配慮した国際認証などの取得も目指す。

 27年度の竣工予定。

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有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。