アットホーム(株)は29日、同社の不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2022年7月)を発表した。
入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」として定義。調査対象は、首都圏(東京23区、都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、札幌市、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市の10エリア。
賃貸マンションの平均募集家賃の前年同月比上昇率トップは、30平方メートル以下(シングル向き)が千葉県(前年同月比3.3%上昇、平均家賃6万2,349円)、30~50平方メートル(カップル向き)が千葉県(同6.8%上昇、同8万978円)、50~70平方メートル(ファミリー向き)が神奈川県(同6.7%上昇、同11万4,655円)、70平方メートル超(大型ファミリー向き)が札幌市(同13.2%上昇、同14万2,905円)。東京都下・埼玉県・千葉県・大阪市の4エリアが3ヵ月連続全面積帯で前年同月を上回った。カップル向きマンションは、全エリアで前年同月を上回っており、中でも東京都下・埼玉県・千葉県の3エリアは15年1月以降最高値を更新した。
賃貸アパートの上昇率トップは、シングル向きが大阪市(同5.0%上昇、同5万7,667円)、カップル向きが埼玉県(同5.2%上昇、同6万5,502円)、ファミリー向きが東京都下(同6.3%上昇、同9万7,212円)。カップル向き・ファミリー向きが札幌市を除く9エリアで前年同月を上回っており、東京都下は2タイプとも15年1月以降最高値を更新している。