不動産ニュース / ハウジング

2022/11/16

アイフルH、定額制セミオーダーの低価格住宅

平屋建てイメージ
2階建てイメージ

 (株)LIXIL住宅研究所アイフルホームカンパニーは、定額制セミオーダーの住宅「Lodina(ロディナ)」を19日に発売する。

 ウッドショックや資材価格、労務費の高騰は住宅価格に影響を及ぼしており、ユーザーは住宅購入を控える傾向にある。そこで、企画・設計とデザイン等において合理化を追求することで、販売価格を抑えた。16日開催した会見で、同社代表取締役社長の加嶋伸彦氏は「タイムパフォーマンスを重視する共働き子育て世帯を考えた戦略的商品。当社が蓄積したノウハウや間取りのアイディアを反映した」と話した。

 家事効率の高い食洗器、浴室換気乾燥機などの家事効率を高める設備などを標準仕様とし、間取りや外観デザイン、内装テイスト、断熱グレードなどを選択するだけで実現できるセミオーダースタイル。建物の大きさが同じであれば、一定のルール内で間取りを変更しても価格は変わらない定額制を採用した。

 商業施設や医療施設などさまざまな建築計画に取り入れられるブロックプランを活用し、上下階で同じ大きさの「ブロック」を重ね合わせて間取りをプランニング。高い耐震性能とコストパフォーマンスを実現している。また、加盟店が営業しやすいように、顧客の予算や要望に合わせて明確な見積書をスピーディに提示できる定額制見積方式を採用した。

 2階建て・平屋で、6サイズ(尺モジュール)のベースプランを用意。それぞれ10プランを用意した。販売予定価格(建物本体価格)は、27坪の2階建て(延床面積85.29平方メートル、間取り3LDK)で1,485万円、21坪の平屋(延床面積64.59平方メートル、間取り2LDK)で1,320万円。いずれも税込み。耐震性能(最高等級3相当)、高い省エネ性を実現するZEH基準相当の断熱性能を標準で採用する(G-ZEH(外皮)仕様の場合)。

 限定商品として2023年3月末日まで販売する計画で、300棟の販売を目指す。今後は、資材選定や調達、流通や施工・現場管理の合理化も含めた新商品を開発し、23年5月に発売する予定。

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外皮熱性能

建築物のエネルギー消費性能を評価するときの評価指標のひとつで、室内外の温度差による熱損失量をいう。この数値が小さいほど省エネの程度は大きい。

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