不動産ニュース / 団体・グループ

2022/12/19

まちの課題共有アプリの利用促進へ教室開催

アプリを使い、道路標識の異常を共有している様子

 (一社)千葉県宅地建物取引業協会千葉支部は18日、千葉市若葉区役所(千葉市若葉区)で千葉市民を対象に「ちばレポ教室」を開催した。千葉市との共催。例年平日開催としていたが、子供を含め若い人にも参加してもらいたいと考え、今回初めて日曜日に実施した。

 「ちばレポ」とは、道路の破損・陥没や公園の遊具の破損・汚損といったものを市民がスマートフォンのアプリを用いてレポートすることで、市民と市が課題を共有、合理的・効率的に解決を進めるシステム。千葉市では2014年9月に運用をスタート。その後他の自治体と共同で新たに「My City Report」アプリを開発し導入した。なお、全国複数の自治体で同様の取り組みが進められている。

 最初に千葉市の担当者から、ちばレポについての説明やちばレポの使い方、これまでの成果などについての説明が行なわれた。続いて、参加者が自身のスマートフォンにアプリ「My City Report」をインストールし、まちあるきを実施。道路のひび割れ・陥没、道路標識の異常など確認できた異常や課題について、アプリを用いて報告を行なった。

 開会に先立ち挨拶に立った石川公之支部長は、「市民と行政が一体となった、市民参加のまちづくりが、ちばレポの活用で推進されることを期待したい。市民の皆さまにはぜひ千葉市の発展に協力していただきたい」と述べた。

アプリ「My City Report」をスマホにインストールしてから、参加者全員でまちあるきを実施
「市民参加のまちづくり推進を期待」と挨拶する石川支部長

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年6月号
「特定空家」にしないため…
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/5

「月刊不動産流通2024年6月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年6月号」の発売を開始しました!

編集部レポート「官民連携で進む 空き家対策Ⅳ 特措法改正でどう変わる」では、2023年12月施行の「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」を国土交通省担当者が解説。

あわせて、二人三脚で空き家対策に取り組む各地の団体と自治体を取材しました。「滋賀県東近江市」「和歌山県橋本市」「新潟県三条市」「東京都調布市」が登場します!空き家の軒数も異なり、取り組みもさまざま。ぜひ、最新の取り組み事例をご覧ください。