不動産ニュース / 調査・統計データ

2023/1/17

都心5区ビル空室率、4ヵ月連続で小幅に低下

 三幸エステート(株)は17日、2022年12月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および、全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模賃貸オフィスビル(1フロア面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区の空室率は4.25%(前月比0.07ポイント低下)と、4ヵ月連続で小幅な低下が続いている。集約移転や館内増床等により、新築ビルへ移転したテナントの大口の二次空室でも空室床の消化が進んだ。潜在空室率は7.42%(同0.11ポイント低下)と空室率と同様に4ヵ月連続で低下しており、緩やかながら低下傾向が見られる。

 1坪当たりの募集賃料は2万7,999円(同120円増)と小幅に上昇したものの、21年7月以降より2万8,000円台目前で横ばい傾向にある。募集面積は71万3,418坪(同1万1,241坪減)。空室率は低下傾向にあるが、大口の募集床を抱えるビルでは条件緩和の動きが散見される。

 全国6大都市の空室率は、東京23区4.5%(同増減なし)、札幌市1.3%(同0.1ポイント低下)、仙台市2.6%(同0.3ポイント低下)、名古屋市4.8%(同0.1ポイント低下)、大阪市4.1%(同増減なし)、福岡市2.6%(同増減なし)。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。