不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2023/2/10

営利16%増/東急不HD23年3月期3Q

 東急不動産ホールディングス(株)は10日、2023年3月期第3四半期決算(連結)を発表した。

 当期(22年4月1日~12月31日)は、売上高6,417億4,100万円(前年同期比1.2%増)、営業利益619億9,600万円(同16.5%増)、経常利益545億1,500万円(同22.3%増)、当期純利益309億2,400万円(同9.4%増)。同四半期の売上高、各段階利益として、ホールディングス体制への移行前を含め過去最高を記録した。

 都市開発事業は、売上高1,792億円(同1.9%減)、営業利益252億円(同25.1%減)。新規開業した「九段会館テラス」の寄与や商業施設の一定の回復、住宅分譲における計上戸数増など増収要因があったものの、前年同四半期のアセット売却の反動減等により減収減益に。期末のオフィス・商業施設空室率は2.8%で、前期末から1.5ポイント上昇。
 分譲マンション計上戸数は940戸(同83戸増)。新規供給が1,080戸(同153戸減)、契約戸数は1,283戸(同168戸減)となり、通期売上予想に対する契約済み割合は102%と堅調に推移している。期末完成在庫は230戸(同299戸減)。

 管理運営事業は、売上高2,404億円(同12.1%減)、営業利益61億円(前年同期:営業損失34億円)となった。期末の管理物件数はマンション87万3,394戸、ビルが1,630件となっている。

 不動産流通事業は、売上高1,885億円(同14.2%増)、営業利益248億円(同23.0%増)。売買仲介の取扱件数は2万1,704件、取扱高は1兆2,988億円となった。

 通期業績は、売上高1兆50億円、営業利益950億円、経常利益810億円、当期純利益390億円を見込む。

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