(株)東京カンテイは9日、2023年1月の主要都市圏別・新築木造一戸建て住宅の平均価格動向を発表した。敷地面積100平方メートル以上300平方メートル以下、最寄り駅からの所要時間徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物ともに所有権の物件が対象。
首都圏の平均価格は4,525万円(前月比2.3%上昇)と、4ヵ月連続の上昇。22年10月以降、首都圏では全面的に上昇傾向となったが、1月もおおむね継続した。新築戸建て市場は、建築コストの高騰を受け上昇傾向が続いている。都県別では、東京都が5,858万円(同7.3%上昇)と2ヵ月連続の上昇、神奈川県が4,879万円(同2.8%上昇)と反転上昇。千葉県は3,770万円(同0.6%下落)と6ヵ月連続上昇から一転下落し、埼玉県も3,777万円(同0.8%下落)と反転下落した。
近畿圏は3,464万円(同2.4%下落)と、2ヵ月連続の下落となった。主要府県別では、大阪府が3,592万円(同3.2%下落)と4ヵ月連続の下落。兵庫県が3,502万円(同1.9%下落)、京都府が3,631万円(同3.8%下落)と、いずれも2ヵ月連続で下落した。近畿圏は22年12月から引き続き全面下落している。
中部圏は3,420万円(同0.8%上昇)と、2ヵ月連続の上昇。愛知県は3,640万円(同1.0%上昇)と、上昇に転じた。
宮城県は3,280万円(同4.4%上昇)と反転上昇、福岡県は3,439万円(同2.2%下落)と下落に転じている。