(公財)東日本不動産流通機構は25日、2022年度の「首都圏中古マンションの管理費・修繕積立金」に関する調査結果を公表した。
同年度に東日本レインズを通じて成約した首都圏中古(既存)マンションの1平方メートル当たりの月額管理費は197円(前年度比8円減)、1戸当たりでは1万2,480円(同159円増)。月額修繕積立金は1平方メートル当たり181円(同8円増)、1戸当たりでは1万1,474円(同310円増)。合計では1平方メートル当たり378円(同13円増)、1戸当たり同2万3,954円(同469円増)となった。1戸当たりおよび1平方メートル当たりの月額管理費は経年化するにつれて低下傾向。1戸当たり修繕積立金は、築10年を超えると190円台に上昇している。
都県別の管理費は、東京都は1平方メートル当たり229円・1戸当たり1万3,482円、神奈川県は同178円・同1万1,790円、埼玉県は同158円・同1万671円、千葉県は同151円・同1万1,024円。
修繕積立金は、東京都が同190円・同1万1,181円、神奈川県が同182円・同1万2,080円、埼玉県が同164円・同1万1,094円、千葉県が同163円・同1万1,953円となった。
年間管理費の対成約単価比率は0.34%(同0.04ポイント増)、年間修繕積立金の対成約単価比率は0.32%(同0.2ポイント増)で、合計は0.66%(同0.24ポイント増)。1970年代と、バブル期の80年代後半から90年代前半に建築された物件は、管理費と修繕積立金(年間)の対成約単価比率が高い。