不動産ニュース / 開発・分譲

2023/7/26

大和ハ、豪州初の賃貸住宅開発プロジェクト

「メルボルン クォーター ウェスト プロジェクト」外観イメージ

 大和ハウス工業(株)は26日、超高層賃貸住宅「Melbourne Quarter West Project(メルボルン クォーター ウェスト プロジェクト)」の概要を発表した。不動産・建設大手のLendlease Corporation Limited(以下、「レンドリース社」)との豪州初の共同事業。

 レンドリース社が2013年より開発を進めてきた、オフィス棟3棟・住居棟2棟・複合棟(オフィス・商業施設)1棟からなる複合駅前開発「メルボルン クォーター プロジェクト」の職住近接の一体開発地内に位置。「メルボルン空港」までも車で約20分でアクセスできる。

 敷地面積2,243平方メートル、延床面積6万6,255平方メートル、鉄筋コンクリート造地上45階建て。総戸数は797戸で、専有面積は35~108平方メートル。ワンルーム76戸、1ベッドルーム358戸、2ベッドルーム359戸、3ベッドルーム4戸を用意する。家賃は、月額2,000豪ドル台~6,000豪ドル台(1豪ドル約94円)。

 共用スペースには、入居者専用のボウリング場やカラオケスタジオ、バーチャルスポーツ施設、多目的スペース、ラウンジ、テレワークスペース、BBQスペースなどを設ける。24時間常駐のロビーコンシェルジュも配置するなど、セキュリティにも配慮。また、敷地内の緑化などデザイン面を評価対象とした「Green Star(グリーンスター)」5スター認証や、新築住宅のエネルギー評価を行なう「NatHERS(ナザーズ)」の環境評価認証を取得する予定。

 着工は8月、竣工は26年3月を予定している。

 同社グループは、グローバル事業を加速させるため、25の国と地域で事業を展開。中期経営計画の最終年度(27年3月)において、海外事業の売上高1兆円、営業利益1,000億円を目指す。

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テレワーク

働き方のひとつで、情報通信機器等を活用して時間や場所の制約を受けずに柔軟に働く方法をいう。事業所に出勤せずに家で作業する在宅勤務、個人が委託・請負によって作業する在宅ワークなどがあるが、情報通信技術を幅広く活用することが特徴である。 テレワークにおいては、住宅が職場ともなり得る。

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