NTT都市開発（株）とNTTコミュニケーションズ（株）は9日、市民公園「ひろしまゲートパーク」（広島市中区）と周辺公道で、自動走行ロボットを活用した実証実験を開始した。
「ひろしまゲートパーク」は、旧広島市民球場跡地を再整備し、2023年4月にオープンした市民公園。両社は、にぎわい空間の創出と園内管理業務の先進的な取り組みとして、パナソニック ホールディングス（株）の自動搬送ロボット「ハコボ」を活用した情報発信と園内巡回パトロールの実証実験を行なう。
「ハコボ」の側面にサイネージを搭載。ロボット自動走行時に園内に設けた停止ポイントで自動的に停車させ、商業施設の情報や公園内のルールなどの情報発信を行なう。この取り組みにより、来園者への情報発信手段「移動式デジタルサイネージ」として有効かどうかを検証する。
また、平日の日中帯に、「ひろしまゲートパーク」および周辺道路に「ハコボ」を自動走行させ、巡回パトロールを実施。公園内のルールに関する注意喚起をロボットから発話させ、公園利用ルールの認知度向上や禁止行為の抑止による公園の適切な利用推進への効果を検証する。
NTT Comが実施主体となり、サービス管理システムを提供。NTT都市開発は、実証で行なう内容の検討と必要な行政協議、現地対応等を行なっていく。
実施期間は12月1日まで。
