(一社)マンション管理業協会は20日、2023年度第2四半期における「マンション管理適正評価制度」の登録状況等について公表した。
同制度は、分譲マンションの管理状況(管理体制、建築・設備、管理組合収支、耐震診断、生活関連)について、専門家が30項目をチェック。★の6段階で表すことにより、マンションの管理状況を可視化するもの。
9月末時点での登録件数は1,925件で、最も多い登録は「★4」の673件(全体の約35%)。前回の調査では「★3」が最多だった。1,925件のうち、国の「マンション管理計画認定制度」で認定を取得しているマンションは111件。
都道府県別でみると、東京都が637件(同33.1%)で最多。大阪府227件(同11.7%)、神奈川県194件(同10.0%)と続いた。
戸数別の登録状況については、50戸未満が全体の56%を占めた。最大戸数は1,213戸、最少戸数は5戸。竣工年別では、1991~2000年竣工のマンションが全体の27%を占めトップに。前回の調査では、01~10年の竣工が最多だった。最も築古のマンションは1967年竣工、築浅のマンションは2022年竣工。階数別のトップは6~10階建て(同43%)。
戸数が多くなるほど「★5」の割合が高くなる傾向で、「★5」の割合は400戸以上で86.0%、50戸未満で15.7%だった。また、築浅になるほど「★5」の割合は高くなるが、1971~80年竣工においても「★5」を獲得したマンションも見られる(同5.6%、前回調査比4.0%上昇)。
評価結果についての詳細は、同協会リリースを参照。