不動産情報サービスのアットホーム(株)は29日、不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2023年12月)を発表した。入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」と定義。調査対象は、首都圏(東京23区、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、札幌市、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市の10エリア。
賃貸マンションの平均募集家賃は、東京23区・東京都下・埼玉県・千葉県・仙台市・名古屋市・大阪市・福岡市の8エリアが全面積帯で前年同月を上回った。面積帯別の上昇率トップは、30平方メートル以下(シングル向き)が札幌市(前年同月比4.9%上昇、平均家賃4万2,405円)、30~50平方メートル(カップル向き)が東京23区(同6.5%上昇、同14万4,578円)、50~70平方メートル(ファミリー向き)が福岡市(同16.9%上昇、同10万6,395円)、70平方メートル超(大型ファミリー向き)も福岡市(同10.4%上昇、同16万4,791円)。
ファミリー向きは12ヵ月連続で全10エリアが前年同月を上回った。中でも、東京23区・東京都下・神奈川県・千葉県・札幌市・仙台市・大阪市・福岡市の8エリアは、15年1月以降最高値を更新した。
賃貸アパートの上昇率トップは、シングル向きが仙台市(同4.1%上昇、同4万1,804円)、カップル向きも仙台市(同7.4%上昇、6万3,470円)、ファミリー向きが福岡市(同13.7%上昇、同8万3,604円)。ファミリー向きは大阪市を除く9エリアで前年同月を上回った。中でも、東京都下・神奈川県・埼玉県・千葉県・仙台市・名古屋市・福岡市の7エリアは、15年1月以降最高値を更新した。