不動産ニュース / 政策・制度

2024/2/16

虎ノ門一丁目東地区再開発を民間都市再生認定

「虎ノ門一丁目東地区市街地再開発」完成予想図

 国土交通省は16日、虎ノ門一丁目東地区市街地再開発組合が申請していた再開発を民間都市再生事業計画として認定した。

 同計画は、東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅前の計画区域(約1.1ha)に、オフィス・店舗・ビジネス支援施設等で構成する大規模複合施設を開発する。延床面積は約11万9,886平方メートル、地上29階地下4階建て。中央日本土地建物(株)、(独)都市再生機構(UR都市機構)、住友不動産(株)が参加組合員として参画する。

 「虎ノ門」駅周辺の都市基盤の強化や産官学連携のビジネス創出・交流施設の整備により、国際的なビジネス交流拠点の形成を図る。駅と一体となった地上・地下広場やバリアフリー動線を整備し、駅の利便性・安全性を向上。官庁街との近接性を活かし、産官学連携の場となるビジネス創出・交流施設を整備し、国際水準のビジネス環境の形成に貢献する。また、地域冷暖房やコジェネレーションシステムを導入し、災害時の熱供給・電力供給を可能にするとともに環境負荷低減を図る。

 1月22日に着工済み。竣工は、2027年6月の予定。

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都市再生特別地区

都市計画において、用途地域等の規制の適用を除外して自由度の高い計画を定めることのできる制度、またはこの制度によって指定された区域をいう。 この制度は、都市再生を図るための措置の一つで、その対象となる...

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2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。