不動産ニュース / 調査・統計データ

2024/4/22

23年度のレインズ、売り物件の登録が大幅増に

 (公財)不動産流通推進センターは18日、2023年度および24年3月の指定流通機構の活用状況を公表した。

 23年度の新規登録件数は427万2,339件(前年比0.7%増)で、月平均35万6,028件が登録された。物件種別では売り物件が142万3,100件(同14.5%増)、賃貸物件が284万9,239件(同5.0%減)だった。売り物件の取引態様別物件数は専属専任媒介が13万6,089件(前年比2.6%増、構成比9.6%)、専任媒介は46万9,556件(同10.1%増、同33.0%)、一般媒介29万2,974件(同8.6%増、同20.6%)。売り主は50万2,120件(同27.3%増、同35.3%)だった。

 年度末時点の総登録件数は83万7,673件(前年比2.3%増)となり、このうち売り物件は41万2,612件(同18.5%増)で全体の49.3%と半数近くになった。賃貸物件については42万5,061件(同9.6%減)となり、構成比は50.7%。賃貸物件が売り物件の登録件数を上回るのは4年連続。また、売り物件の成約報告件数は18万3,023件(同5.1%増)となった。

 なお、24年3月の新規登録件数は39万8,141件(前年同月比0.2%増)となり、2ヵ月連続で前年同月を上回った。成約報告件数は6万8,227件(同6.0%増)となり、11ヵ月連続で前年同月よりも増加した。

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指定流通機構

指定流通機構とは、宅地建物取引業者間で不動産情報を交換するために、宅地建物取引業法第50条の2の5の規定により、国土交通大臣が指定した公益法人のことである。 全国では地域ごとに次の4つの公益法人が「指定流通機構」として指定されている。

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2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。