(株)不動産経済研究所は21日、2024年4月の首都圏新築分譲マンション市場動向を発表した。
同月の発売戸数は972戸(前年同月比42.5%減)と大きく減少した。地域別では、東京23区480戸(同21.3%減)、東京都下146戸(同29.5%減)、神奈川県205戸(同49.5%減)、埼玉県70戸(同73.3%減)、千葉県71戸(同64.7%減)と全エリアで大きく減少した。東京都のシェアは64.4%。
初月契約率は62.4%(同11.3ポイント下落)。東京23区と東京都下、埼玉県が7割を下回った。
1戸当たりの平均成約価格は7,412万円(同4.3%下落)となり、2ヵ月連続のダウン。1平方メートル単価は120万1,000円(同3.6%上昇)だった。
即日完売は、「パークホームズ品川中延」1期1次22戸(東京都品川区、平均1.36倍・最高4倍)など3物件39戸。月末時点の販売在庫数は5,520戸となり、前月末から145戸減少した。
5月の発売は2,000戸程度を見込む。