不動産ニュース / 調査・統計データ

2024/7/24

賃貸マンション家賃、9エリアが全面積帯で前年同月プラス

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は24日、不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2024年6月)を発表した。

 入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」と定義。首都圏(東京23区、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、札幌市、仙台市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、福岡市の13エリアを調査している。

 賃貸マンションの平均募集家賃は、東京23区・東京都下・神奈川県・埼玉県・札幌市・名古屋市・京都市・大阪市・福岡市の9エリアが、全面積帯で前年同月を上回った。

 面積帯別の前年同月比上昇トップは、「30平方メートル以下(シングル向き)」が千葉県(前年同月比5.2%上昇、平均家賃6万5,618円)、「30~50平方メートル(カップル向き)」が東京23区(同7.2%上昇、同15万892円)、「50~70平方メートル(ファミリー向き)」が札幌市(同11.2%上昇、同8万8,989円)、「70平方メートル超(大型ファミリー向き)」が福岡市(同16.8%上昇、同17万7,415円)。

 ファミリー向きが、神戸市を除く12エリアで前年同月を上回った。中でも、神奈川県、埼玉県、千葉県、札幌市、京都市の5エリアは15年1月以降最高値を更新した。

 賃貸アパートの平均募集家賃上昇率トップは、「30平方メートル以下(シングル向き)」が大阪市(同3.9%上昇、同5万9,447円)、「30~50平方メートル(カップル向き)」が仙台市(同5.9%上昇、同6万3,535円)、「50~70平方メートル以下(ファミリー向き)」が大阪市(同8.1%上昇、同12万4,512円)。

 ファミリー向きが、神戸市を除く12エリアで前年同月を上回った。中でも埼玉県・千葉県・京都市・大阪市・広島市の5エリアは15年1月以降の最高値を更新している。

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