不動産ニュース / 開発・分譲

2024/8/9

新宿の常設ギャラリーにVRモデルルーム

「ギャラリークレヴィア新宿」のLEDスクリーンルーム

 伊藤忠都市開発(株)は8日、常設マンションギャラリー「ギャラリークレヴィア新宿」(東京都渋谷区)の一部をリニューアルし、LEDスクリーンルームを新設したと発表した。

 総合ギャラリーは、コンパクトタイプからファミリータイプのマンションまでタイプが異なる物件を、標準的な仕様を表現した共通のコンセプトルームで案内するため、顧客がプランを想像しにくいことが課題だった。今回、デジタル活用により、顧客の各プランの空間把握を容易にする。

 新設したLEDスクリーンルームは、壁面3面と床面に最大幅約7.5mのLEDスクリーンを設置し、同社の新築分譲マンション「CREVIA」のすべての販売住戸図面や一部プランのVRモデルルームを投影。住戸の広さや天井高、開口部の位置などを実寸大で表示する。図面上を歩くことができるため、生活動線や家具配置のシミュレーションがしやすく、また住戸内の眺望も確認できるため、顧客は入居後の生活をよりリアルにイメージできる。

 常設のコンセプトルームも室内をリニューアル。カラーセレクトや可動収納、ウォールドア、外壁素材などは展示スペースで、実物を見ることができる。

 10月下旬販売開始予定の分譲マンション「クレヴィア等々力」(東京都世田谷区、総戸数25戸)から、LEDスクリーンルームを用いた案内を開始する。同物件は、東急大井町線「等々力」駅徒歩8分。敷地面積1,962.61平方メートル。建物は、鉄筋コンクリート造地上3階建て。住戸は、間取り2LDK~3LDK、専有面積54.71~86.10平方メートル。竣工は2025年6月下旬、引き渡しは同年7月下旬を予定。

「クレヴィア等々力」外観完成予想CG

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

VR

情報技術を活用して、人工的に現実感を作り出すこと。英語のVirtual Reality(バーチャル・リアリティ)の略語で、「仮想現実」「人工現実感」などと翻訳されている。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。