不動産ニュース / 調査・統計データ

2024/9/17

都心5区M賃料、新築・既存全タイプで最高値に

 (一財)日本不動産研究所は17日、「住宅マーケットインデックス2024上期」の調査結果を発表した。アットホーム(株)と(株)ケン・コーポレーションが提供した23区内の賃貸・分譲マンション事例データを基に、東京23区の新築・既存(築10年)マンションを、大型(80平方メートル以上)・標準(40~80平方メートル未満)・小型(40平方メートル未満)に分け、賃料・価格等を集計・分析した。

 1平方メートル当たりのマンション賃料は、東京都心5区で新築が大型8,216円(前期比8.0%上昇)、標準5,888円(同10.3%上昇)、小型4,843円(同2.8%上昇)。既存は大型7,185円(同5.4%上昇)、標準5,284円(同8.3%上昇)、小型4,540円(同2.4%上昇)。新築・既存のすべてのタイプが上昇し、調査開始以来の最高値となった。

 東京23区では、新築が大型7,143円(同13.2%上昇)、標準3,970円(同6.4%上昇)、小型3,996円(同1.8%上昇)。既存は大型6,236円(同10.2%上昇)、標準3,640円(同5.5%上昇)、小型3,755円(同1.7%上昇)。新築および既存のすべてのタイプが上昇し、調査開始以来の最高値に。新築・既存ともに大型タイプの上昇率が最も高い結果となった。

 1平方メートル当たりのマンション価格は、都心5区の新築が大型352万3,000円(同37.9%上昇)、標準219万1,000円(同24.6%上昇)、小型178万円(同24.8%下落)。既存が大型207万9,000円(同2.7%下落)、標準182万3,000円(同15.3%上昇)、小型143万2,000円(同4.8%上昇)となった。新築の大型と標準タイプは前期より大幅に上昇したが、小型タイプは前年より大幅に下落。既存の大型タイプは前期より下落したが、標準と小型タイプは前期より上昇した。

 東京23区は、新築は大型が275万9,000円(同17.8%上昇)、標準151万8,000円(同5.3%上昇)、小型155万5,000円(同1.4%上昇)。既存は大型144万円(同2.3%上昇)、標準117万9,000円(同6.6%上昇)、小型118万8,000円(同4.5%上昇)だった。新築および既存のすべてのタイプが前期より上昇。なお、新築の大型タイプの上昇率が最も高い結果となった。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年4月号
2025年、不動産市場はどう動く
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/3/5

「月刊不動産流通2025年4月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年4月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「不動産市場 2025年のキーワード」。今年も、マンション、賃貸住宅、オフィス等、さまざまな分野のアナリストに、市場動向を予測していただきました。今年を占うキーワードも!?ぜひご覧ください。