(株)東京カンテイは17日、2024年8月の三大都市圏の分譲マンション賃料月別推移を公表した。分譲マンションが賃貸された場合の募集賃料を1平方メートル当たりに換算して算出したもの。
首都圏の平均賃料は3,603円(前月比0.8%下落)。東京都の弱含みや事例シェア縮小が響いて2ヵ月連続で下落した。
都県別に見ると、東京都4,170円(同0.4%下落)や神奈川県2,873円(同1.3%下落)では程度の差こそがあるが、前月に引き続きマイナスとなっている。一方、千葉県は2,026円(同0.3%上昇)と下落が一服も水準自体はここ3ヵ月間で大きな変化はない。埼玉県2,288円(同3.0%上昇)に関しては、さいたま市内で築浅事例が増加するのに伴って賃料水準が大きく上昇している。
近畿圏は2,328円(同0.2%下落)と下落。大阪府2,698円(同0.3%下落)が弱含んだことに加えて事例シェアも縮小に転じたことが要因。一方、兵庫県は1,806円(同0.1%上昇)と前月に引き続き強含んだ。
中部圏は2,021円(同0.4%上昇)と上昇。愛知県は2,080円(同0.2%上昇)と、引き続きプラスとなったものの、上昇率自体は大幅に縮小した。