(株)東京カンテイは17日、2024年9月の三大都市圏の分譲マンション賃料月別推移を公表した。分譲マンションが賃貸された場合の募集賃料を1平方メートル当たりに換算して算出したもの。
首都圏の平均賃料は3,578円(前月比0.7%下落)。東京都の事例シェア縮小や、ほぼ全域で横ばい~弱含みになった影響から3ヵ月連続で下落した。
都県別に見ると、東京都4,170円(同横ばい)や埼玉県2,291円(同0.1%上昇)は、わずかに強含んで上昇傾向を維持している。一方、神奈川県は2,826円(同1.6%下落)と3ヵ月連続の下落、千葉県も2,003円(同1.1%下落)と2ヵ月ぶりに下落した。
近畿圏は2,330円(同0.1%上昇)と3ヵ月ぶりに上昇した。大阪府は2,709円(同0.4%上昇)と平均築年数が引き続き進んだものの、7月の水準を上回った。一方、兵庫県は1,801円(同0.3%下落)と3ヵ月ぶりに下落した。
中部圏は2,030円(同0.4%上昇)、愛知県は2,090円(同0.5%上昇)と、そろって3ヵ月連続の上昇となった。