(株)ザイマックス不動産総合研究所は7日、2024年10月のオフィス空室マンスリーレポートを発表した。調査対象は、東京23区内にある延床面積300坪以上のオフィスビル。
同月の東京23区のオフィス空室率は2.76%(前月比0.34ポイント低下)。賃貸面積のうちの募集面積の割合を示す募集面積率は3.96%(同0.37ポイント低下)となった。
エリア別の空室率は、都心5区が2.45%(同0.36ポイント低下)、周辺18区が3.74%(同0.31ポイント低下)。募集面積率は、都心5区が3.72%(同0.42ポイント低下)、周辺18区が4.72%(同0.23ポイント低下)。
都心5区では、空室率が高い順に、中央区3.60%(同0.18ポイント上昇)、港区2.70%(同1.01ポイント低下)、渋谷区2.31%(同0.19ポイント上昇)、新宿区2.17%(同0.11ポイント低下)、千代田区1.52%(同0.23ポイント低下)。
規模別の空室率は、大規模ビル(延床面積5,000坪以上)が2.77%(同0.57ポイント低下)、中小規模ビル(延床面積300坪以上5,000坪未満)が2.76%(同0.06ポイント低下)。募集面積率は、大規模ビルが4.07%(同0.63ポイント低下)、中小規模ビルが3.84%(同0.06ポイント低下)となった。
空室面積は28万1,000坪(同1万8,000坪減)。空室増減量は、増加が3万4,000坪(同4,000坪減)、減少が5万2,000坪(同1万1,000坪増)と、減少が増加を上回った。