不動産ニュース / その他

2011/7/25

多摩NT「諏訪2丁目住宅」、建替え前の感謝祭開催

8月には取壊しが予定されている「諏訪2丁目住宅」外観
8月には取壊しが予定されている「諏訪2丁目住宅」外観
シンポジウムの様子
シンポジウムの様子

 多摩ニュータウン内の団地「諏訪2丁目住宅」(東京都多摩市、現総戸数640戸)の建替え事業開始に伴い、諏訪2丁目住宅マンション管理組合および諏訪2丁目住宅管理組合は23日、関係者によるシンポジウム、住宅見学会および「ありがとう!諏訪2丁目住宅 感謝祭」を開催した。

 同団地は、日本住宅公団(現:(独)都市再生機構)が分譲した地上5階建て23棟のマンションで、多摩NTで最も早い1971年に入居が開始された。そのため、建物の老朽化やエレベータの未設置など設備の陳腐化が指摘され、加えて住民の高齢化と空家の増加等の問題が浮上。2007年5月に東京建物(株)を建替事業協力者に選定。建替え事業を推進することとなった。

 シンポジウムでは、諏訪2丁目住宅管理組合理事長の加藤輝雄氏があいさつ。「建替えは、決して容易にできることではない。高齢者の方の賛同を得るために住民活動を継続して行なったこと、行政の力も借りたことで、実現できたといえる。建替え事業としてではなく、30~50年の長期スパンのまちづくりとして考えていきたい」などと述べた。

 また、建替事業者である東京建物(株)住宅事業第2部 再開発・建替推進室室長の神保 健氏は「従前の地権者と新たな入居者とのコミュニティを円滑に形成するには、ハード・ソフト両面での対応が必要。共用部や付帯施設にコミュニティを促進する施設を設置するほか、サークルやイベント活動を推進していきたい」など、今後の計画に触れた。

 同団地は、今年8月に建物を解体。12年初旬に着工、13年夏に竣工の予定。

 なお、シンポジウム後の感謝祭では「諏訪2丁目住宅」の40年の歴史を振り返るスライドショーや多摩太鼓の演奏などが行なわれ、盛会となった。

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