不動産ニュース / 調査・統計データ

2017/1/24

首都圏居住用賃貸物件、10ヵ月連続で成約数減少/アットホーム調査

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は24日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける2016年12月期の首都圏居住用賃貸物件の市場動向を発表した。

 同月の首都圏居住用賃貸物件の登録件数は22万8,511件(前年同月比7.3%減)。1平方メートル当たりの登録賃料は、マンションが2,590円(同0.8%下落)、アパートが2,202円(同0.3%下落)となった。1戸当たりの登録賃料は、マンションが8万8,500円(同2.5%下落)、アパートが5万9,300円(同1.0%下落)だった。

 成約件数は、1万6,603件(同5.3%減)と、10ヵ月連続の減少となった。地域別では、東京23区7,245件(同8.5%減)、東京都下1,520件(同0.1%増)、神奈川県4,346件(同1.7%増)、埼玉県1,752件(同11.6%減)、千葉県1,740件(同5.3%減)。神奈川県はアパートが増加したことから、1年2ヵ月ぶりの増加となった。

 1平方メートル当たりの平均成約賃料は、マンションが2,600円(同0.9%下落)と、3ヵ月連続でマイナス。一方、アパートは2,227円(同1.1%上昇)と、3ヵ月連続でプラスとなった。1戸当たりの平均賃料は、マンションが8万6,900円(同1.8%下落)、アパートが6万1,400円(同1.1%下落)。マンションは15ヵ月連続、アパートは6ヵ月ぶりに下落となった。

 面積帯別の成約件数推移は、マンションのうち30平方メートル未満が前年同月比で5.5%減、30~50平方メートル未満が同3.0%減、50~70平方メートル未満が6.4%減、70平方メートル以上が22.3%減。アパートは30平方メートル未満が1.1%減、30~50平方メートル未満は7.6%減、50~70平方メートル未満は15.1%減。マンション・アパート共に3ヵ月連続ですべての面積帯で減少した。

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