不動産ニュース / 調査・統計データ

2017/9/8

東京都心5区のビル空室率、1%台目前に

 三幸エステート(株)は8日、2017年8月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル(基準階貸室面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区の空室率は2.05%(前月比0.08ポイント減)と低下。08年3月以来の1%台が目前となった。渋谷区神宮前で大規模ビル1棟が竣工を迎えるが、テナント誘致は確実に進んでおり、空室率への影響は限定的とみられる。現空面積は11万3,193坪(同3,464坪減)。

 1坪当たりの募集賃料は2万7,259円(同9円増)と、2万7,000円前後での動きが8ヵ月連続している。募集面積は29万3,946坪(同1万369坪減)。

 全国6大都市の空室率は、東京23区2.2%(同0.1ポイント減)、札幌市1.5%(同0.2ポイント増)、仙台市6.4%(同0.3ポイント増)、名古屋市3.7%(同0.2ポイント減)、大阪市2.6%(同増減なし)、福岡市1.5%(同増減なし)。

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テナント

事務所ビルや商業スペースの賃借人をいう。大型商業ビルにおいて、集客の中心となるのが「キーテナント」である。 テナントの業種構成や配置、賃料の設定などは、ビルの性格を決め、その収益性を左右する。

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