不動産ニュース / 調査・統計データ

2017/12/5

16年度プレハブ戸数、16万8,443戸に

 (一社)プレハブ建築協会はこのほど、2016年度の「プレハブ住宅完工戸数実績調査報告」を発表した。毎年調査しているもので、今回の調査時期は16年4月~17年3月、会員32社が対象。

 期中に完工したプレハブ住宅の戸数は16万8,443戸(前年度比3.8%増)。全着工新設住宅に占めるプレハブ住宅の割合は17.3%(同0.3ポイント減)と減少した。

 階層・建て方別完工戸数は、戸建住宅(中高層戸建てを含む)が5万3,704戸(前年度比1.5%減)と、13年度に7万戸台を回復して以降、減少が続いている。低層共同建住宅は、5万6,694戸(同3.0%減)と4期ぶりに減少。中高層共同建住宅は5万8,045戸(同17.7%増)と5期連続の増加となった。

 賃貸住宅完工戸数は、9万8,424戸。全賃貸住宅着工戸数に対するプレハブ住宅の割合は23.0%。長期優良住宅は、4万2,281戸、プレハブ住宅完工総数における長期優良住宅率は25.1%。ZEH(戸建て)は、1万2,777戸、プレハブ戸建住宅におけるZEHの割合は木質系が29.4%、鉄鋼系が22.3%、全体では23.8%だった。

 構造別では、木質系住宅が2万782戸(同1.5%減)と減少。鉄鋼系住宅は14万924戸(同5.2%増)と増加した。コンクリート系低層住宅は711戸(同0.6%減)に、コンクリート系中高層住宅は6,026戸(同7.2%減)。

 都道府県別では、東京都が2万戸台で、その他1万戸を超える都道府県は神奈川県、愛知県、埼玉県となっている。

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産業ごとに結成されている同業種の集まり。その産業の発展のために、研修の実施、会員の規律の維持、社会的理解の促進、行政庁との連絡調整などの活動に当たっている。

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