(公社)全国宅地建物取引業協会連合会、(公社)全国宅地建物取引業保証協会は28日、ホテル・ニューオータニ(東京都千代田区)で総会・理事会開催後、合同懇親会を開催。理事会で両会の新会長選出された坂本 久氏から前会長の伊藤 博氏に花束が手渡された。総会のニュースは6月28日付の記事参照。
伊藤氏は、1991年から理事に就任し、2008年から10年にわたり会長を務め、宅地建物取引士への名称変更の実現や媒介報酬の引き上げ等、数多くの政策課題に尽力し、多くの功績を残した。同氏は「在任期間中は多大なご支援をいただき、皆さまには大変感謝している。今後も微力ながら業界の発展に尽力していきたい。坂本新会長にこれまで通りのご指導・ご支援を賜りたい」と退任の挨拶をした。
坂本新会長は「新たな半世紀をつなぐ第一歩として昨年度策定した『ハトマークグループ・ビジョン2020』を踏まえて、人・事業・関連団体とのつながりを振り返り、その関係性を大切にしながら、約10万社を擁する全国最大規模の業界団体として有用なチームになるよう努めていきたい。士業としての権限拡大や実効性のある会員支援業務の実施、地方活性化に有効な施策の実現等に取り組む」と力強く抱負を述べた。
来賓には国土交通省大臣の石井啓一氏をはじめ、国土交通省役員、不動産業界団体代表、衆参議院議員等、多くの来賓が集まり、伊藤氏の長年の功績を讃えたほか、坂本氏への期待を寄せた。