不動産情報サービスのアットホーム(株)は22日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける2019年6月期の首都圏居住用賃貸物件の市場動向を発表した。
同月の成約件数は1万4,973件(前年同月比10.8%減)と、7ヵ月連続の減少となった。地域別では、東京23区が6,717件(同14.3%減)、東京都下1,172件(同7.6%減)、神奈川県4,133件(同5.4%減)、埼玉県1,423件(同6.4%減)、千葉県1,528件(同14.5%減)と、全エリアでマイナスとなったものの、アパートの成約が低調だった23区を除き、マイナス幅は縮小した。
1戸当たりの平均成約賃料は、マンションが8万8,700円(同1.4%下落)とマイナスに転じた。アパートは6万1,500円(同2.7%下落)と、5ヵ月連続のマイナスとなった。賃料指数は、マンションが88.5(前月比0.7ポイント低下)、アパートは95.1(同1.0ポイント低下)といずれもマイナスに転じた。
1平方メートル当たりの平均賃料は、マンションが2,650円(前年同月比0.0%)とわずかに上昇。アパートは2,315円(同2.4%下落)とプラスに転じた。賃料指数は、マンションが93.8(同1.3ポイント低下)、アパートが101.4(同4.1ポイント上昇)。