不動産ニュース / 調査・統計データ

2019/11/12

投資家調査、1年後は「価格が下降」が最多

 健美家(株)は12日、12回目の「不動産投資に関する意識調査」結果を発表した。調査は10月9~23日。同社が運営する不動産投資サイト「健美家」の登録会員8万5,000人を対象にインターネットでアンケートを実施。有効回答数は505人だった。

 1年前と比べ投資用不動産の価格をどう感じているか、の問いでは、「価格の変動はない」という回答が35.8%で最多。次いで、「価格が下降している」(33.3%)、「価格が上昇している」(30.9%)となった。「価格が上昇している」については、前回調査(10回目)より4.2ポイント増加した。

 1年後の価格がどうなっているか、という問いでは、「価格が下降している」(54.9%)がトップとなり、前回調査時より13.2ポイント増加した。次いで、「価格の変動はない」(29.1%)、「価格は上昇している」(16.0%)となった。
 「価格が下降している」と回答した理由については、「融資の引き締めが続くから」が60.3%と最多となり、「景気が悪化しているから」(34.7%)、「現在の不動産価格は適正価格よりも高めであるから」(33.6%)、「地方の物件の価格は下がっていくから」(29.6%)が続いた。
 一方、「価格が上昇している」と回答した理由は、「二極化が進み、都市部や駅近物件は価値が高まるから」(33.3%)がトップとなり、「東京はオリンピック以降も開発計画が続き、価値が上がるから」(24.7%)、「オリンピックまでがピークだと思うから」(24.7%)が続いた。

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